スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ナシカ座「バックヤード・マーチ」

とにかく、親切にされるとわけもなくうれしいのだ。

  新しい場所で昼から夕方まで働いて、クタクタのだしがらになって家に帰る。
土曜日曜がお休みだが、お金がないのとよりクタクタなのでひたすら寝て過ごしてる。

 本当は、この演目、客演で出ているガラパの面々がA班とB班に
キャストが別れていたので、2班まとめてみたほうが、と思っていたら、予約をしくじった。
頭の芯から寝ているのか、疲れすぎているのか。

 疲れすぎた頭でハコの中に入り、しばし待ちながら私自身が
自分自身のことしか考えないオナニストになってやいないだろうか。
そんな事をつらつら考えているともう本編が始まった。

 両親が突然の事故で死んで、兄と妹が必死で守っている
スーパーマーケットの事務室でお話は始まる。

 このお兄ちゃん、びっくりするくらいのお人好し。
普通だったら警察に突き出すはずの万引き犯を受け入れて、
(しかも、コアラのマーチが好きなやつには悪いやつはいないという論拠のもとで)
スーパーマーケットの店員さんとしてきちんと働かせている。

 その他にも、様々な過去というか、たくさんの脛に傷持つ人たちが
過去といろいろなしくじりを気にせず、気にさせず働いて、生きている。

 この様子を見ていると、人間は凸凹を持って、産まれて生きているんだな。
だから、人と人の間は凸凹がちょうどいいのかも知れない。
この事がわかっていたから、お人好しで居られたんだ、このお兄ちゃんは。

 そんなことを感じていたら、お兄ちゃんの元カノが突然現れて、
諸々あって借金の保証人になってくれ、というものだから
凸凹があるから、許して認められている居心地がよい空間が壊れてさあ大変。 

 許して、認められていることの逆作用として現れる甘えから来る隙を
許して認められていない、もらえない復讐からくるなんだかんだによって
これでもかと苦労する。 

 この復讐怖い、凸凹を、凸凹からくるいろんなことを「自業自得」で片付けちゃ
あなた自身が可哀想、それでも凸凹を許して認めてもらっているから
人の縁に恵まれて、なんとかなっちゃった。

まあ、いろいろあるけれど、私はわたしを生きるだけ。

スポンサーサイト

劇団 go to「愛の讃歌」

立って、居て、振る舞う。

 入場料2500円が捻出できない。
更にいうと、名古屋(・熊本)のシアホリ、東京のきららに行くための時間、
もっと言えば、お金が捻出できない。

 「お金を稼ぐ仕事」と「より良い方向に持っていく仕事」をバランスよくできない、
私にものすごく腹を立てていた。

 というか、準備は恐ろしくしんどい。
目的地がわからなかったり、より良い目的地にたどり着くために
準備云々よりも時間や距離が足りない、ということが分かっているときは。

 預かり知らないところなので深くは突っ込まないが、ごとーかおるのおねえさんも
いつもは万全の準備をして公演を打つのに、今回は「何か」があって、
台本を持った「リーディング」という形で公演をするため、入場無料。

 ・・・結果的に見に行くことになってしまったい、これもまた縁か。

 今回の「趣向」はごとーかおるときないさとみという九州の名手ふたりが
「母と娘」、「祖母と孫」、「同僚・同級生」、「着付師とそのお客」、
「先輩・後輩」などの多種多彩な「女の一生」を手を変え、品を変え、
寄せては返す波のようにこれでもか、これでもか、と見せている。

 その様子を見ている男性、しかも男の兄弟がいない、母と妹二人の女性に囲まれて生きてきた、
もっと言えば、自分より年が下の男の子は上の妹の子しかいない
わたしは「いままで家の中で起こったことに近いよなぁ」と納得し、
(だって、上の妹が着付けとお茶、お花の先生だもん)驚いてもいる。

 けれども、男性であることと、今まで仕事だ、演劇だ、野球だ、なんだかんだと
起こっている現場たる「家」を長く空けていたんだなぁ、長く空けていたから、
驚けども、共感できない状況だったんだ。

 おまけに子宮筋腫という病気を持ち出されると、わたしの母と祖母との関係が
強く思い出されて、いたたまれなくなってしこ(以下略。

 リーディングでこの凄さだとしたら、いったい、台本離したらどうなるんだ?

九州大学大橋キャンパス演劇部第37回定期公演  「わが星」

「等身大」の「わが星」

 「わが星」という演目を今回入れて、3回違った演出と空間の使い方、空気の使い方でみた。
最初は元版のままごと(だったかな?)を北九州で。
 これは「オリジナル」と呼ぶにふさわしい、開演から終演までの決められた時間を
「現世」から完全に「隔離」してしまうほどびっちりと暗闇と静寂を作り上げて、その中で
「ものがたり」と「せかい」を伝えきった。

 つぎは熊本の雨傘屋というところが、昔繊維問屋(の生活空間)だったところの
アートスペース@熊本河原町で。
このときは逆に開演から終演まで「現世」と「ものがたり・せかい」の境界線がすごく曖昧で、
「大人」の「起きて、飯食って、仕事して、飯食って、好きなことして、飯食って、寝る」の
繰り返しのリズムが効いていた。

 さて、今回の芸工大版、空間の狭さをお得意の「映像」と「演劇」の融合でカバーしているから、
「天」の視座と「人」の視座として「ものがたり」と「せかい」を設定して、
「人生」と「縁のめぐり合わせ」という「人」の「ものがたり」を「宇宙(コスモス)=天」の
「せかい」として伝えきっている。

 からだの動きや、立って、居て、振る舞っている様子は元版のように
ガチのコンテンポラリーダンスでもない、雨傘屋のようにガチの演劇でもない、
「自分たちの技量内でやれることをやる」ことが徹底されていたから
どこか曖昧だけれど、等身大の「生きている」という感覚が濃く、濃く、伝わっている。

 だからこそ、公演途中、お客さんを入れちゃいけないタイミングで入れてしまったことが残念だ。
この演目は圧を徐々に高めて、最後の最後で爆発させることが肝だから。

すきなように


やらせてもらうぜ、とはいうのだが。

北九州芸術劇場プロデュース「彼の地Ⅱ~逢いたいひ、と。」

「生きる」という虹色の色調は実はきれいじゃないのだ。

 そう言えば、去年年末、月光亭の演劇を見て以来、演劇を見ていない。
というか、年が明けてから、新しい場所で働き始めた。

 仕事内容は伏せておくが、仕事始まりが昼過ぎで、
今のところは夕方まで働ける、夜遅く、ということはない。
仕事内容もいままでの流れで持っている特性にあった内容。

 けれども、人間関係構築がたいへん。
おまけに18時に終わって駅に向かうとどこかへ行く自由がない。
ここの所をどうするか、思案。

 この演目、前作「彼の地」は人間、それも生まれて育った場所から
見ず知らずの初めて足を踏み入れる場所=「彼の地」に足を踏み入れて、
戸惑いながら「新しい人生」を始め、年月を重ねていたらいつの間にか
わたしの場所=「我の地」となっていた。

 このお話を初演は「第三者」というか「彼の地」から「我の地」に
今いる場所を「変化させたことのある」わたしの視座で眺め、
縁あって再演を見ることになったときは人間ではなく、北九州のいろんな街にいる
いろんな「猫」の視座で眺めることができた。

 こうして、それぞれの視座で見て、わかったことがある。
この演目の構造は「北九州市」という街を「演劇」で紹介している、ということ。
「演劇」で紹介している、という「作用」は世間一般の「ガイドブック」と呼ばれる
ものではほぼ省略しがちな「もの」や「こと」を丹念に掘り下げ、「もの」や「こと」の中に
生きている人間の呼吸を入れてふんわりと見せている。

 例えば、門司の小洒落た角打ち、小倉魚町銀天街入り口にある資さんうどん、
枝光や荒手あたりにある金属加工工場、スペースワールド跡、枝光の丘のとある墓地、
九州国際大学、八幡駅前に昔あって、いまは八幡駅裏の工業団地に移った有薗義肢製作所、
戸畑の若戸渡船場、洞海湾(またの名をくきのうみ)、醤油工場、馬借や小倉駅前の風俗街、
そして曽根の干潟、という沢山の「生きている」が散りばめられている。

 これらの「生きている」は決してきれいじゃないし、どこか不器用で不格好。
不器用で不格好だから失うことが多すぎて、いつも欠落や欠損を抱えて生きている。
あるものは両親のどちらかを欠損し、仕事の何かを欠損し、心のなかにある何かを欠損し、
更には体のある一部分を欠損している人だっている、もっと言えば人生そのものを
欠損してしまった人だっている。

 これらの欠損を抱えた人を繋ぐ「詩」として「北九州市歌」が絶妙に効いていて、
物語を感じて、聞こえた途端に、「ああ、私も北九州という街に半分足突っ込んで生きていたんだ」と
いう思いを感じ、脳みそから涙が出た。
そして、ただかおりが中国語やってるのを感じて、ほんの少しだけ使える、というか
中国語を学ぶことで「中国人(中華民族)の思考」に触れることができた、ということが蘇り、
「学ぶことに涯なし」という「学漢無涯」という掛け軸がいつも部屋の壁にかかってる。

 人間、生きてる、ということはきれいな虹色を書けることなんて少ない。
くすんだ虹色でも、どこか現状欠けている所を多くの人を巻き込んで埋めていって、
なんとかいい虹色を書こうとしている、人が苦手でも、何でも。
それで正直、いいんじゃね?
プロフィール

itumo25254you

Author:itumo25254you
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。