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オンライン演劇CAPRI【apartment2020】

あらゆる意味で、「ハイブリッド」。

 この演目、以前は「不思議な恋愛3部作」のひとつとして上演され、
「愛」というものは「ロジック」で語ることができるのか?
「ロジック」で語ろうとしてもその外に存在する様々な不確定要素が飛び込んできて、
外から飛び込んできたものがもたらす「化学変化」によって「愛」というものは豊かになる。
そういうお話を5月ゴールデンウィーク明け、六本松に新しくできた福岡市「科学館」のホールで
久しぶりに2020年、の空気をまとわせて仕立て直し公演をする・・・はずだった。

 けれども、コロナウィルスというものは予定をバラバラと解体しやがる。
御多分にも漏れず、この公演も気が付けば、中止になっていたが、このカンパニー、
ただでは起きなかった!

 もともと映像の心得がある人だから、舞台の上でやる演劇をZoomというネット会議システムを
うまく利用して「程よい長さで編成された映像作品」でこの世界観を表現し、台本・稽古・作品の
「3点セット」を閲覧できる「権利」をクレカ決済、コンビニ決済に加えて携帯電話キャリア決済を
使うことで「誰にでも手に取りやすい」作品に仕立て上げた。

 けれども、新しいことを始めるのはいささか大変だ。
演者それぞれが携帯電話のカメラと自撮り棒の使い方に戸惑い、やっと方針がそろって、
「場面のあわせ」ができて、小さいコマをつないだ程よい時間帯で「余韻」を持たせながら
しっかり物語を見せることができたら、今度は物語の中にある磁気嵐が実際に来たので、
配信自体がままならない。

 気が付けば6月末予定の配信期限が7月末になり、ようやらやっと最後の一章を見た。

 こうして映像で見てみると、「ロジック」は奥へ丁寧にしまわれて、
「世界」というものは、私たちが実際にいる世界(=A)と私たちが実際に存在していない以外は
すべておんなじ世界(=’A)の同時並行感、というところがよく見える仕組みを
よく作り上げたものだ、と改めて感心してしまう。

 そうすると、「死んでしまう」ということは「今いる世界(A)」から
「今いない世界・これから訪れる世界(’A)」へ移動して、戻れなくなる行為なのかもしれない。
特に事故や災害で突然死んでしまう、という行為に関して考えてみると、ものすごくしっくりくる。
 ならば、「病気」というもので「運命」を全うした存在はいったいどうなるんだろう?
「自殺」や「殺人」で「生きることを断念せざるを得なかった」存在はどうなるんだろう?

 そういうことがわからないように、わからせないように、わたしたちは生きているのかも
しれないし、生かされているのかもしれない。
そう思えば、別のところでよろしくやってんじゃないの、と素直に思えるかもしれないが、
「人生を始める」段階で悔やんでも悔やみきれない出来事のせいで大きな、否「大きすぎる」未練
というやつを抱えちまうと、いろいろ大変でのちの人生、いろんなものを引きずってしまう。

 その未練を断ち切るように一人の女の子がやってきて、「大丈夫」を重ねてAと’Aそれぞれの世界を
再び動かしていく、というお話にうまく仕立て直した。
だから、「望まれないで生まれた命」なんて本当は存在しないのだが、人間という動物の欲深さが、
そんな悲しいことを言わせてしまうんだよなぁ、ふうっ。
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