劇団鹿殺し 「無休電車」

さあ、次を始めようか。

 青山円形劇場が近い将来なくなるらしい。
ものすごく惜しいよな、どうしてあの輩は「文化」というものを
「目の敵」にするのだろう?

 というか、東京で初めて演劇を見た場所がここなものだから
余計切なさや、寂しさというものを感じてしまうのです。
久しぶりにこの場所に入ってみると「狭さ」というものに驚いた。
縮こまって見ていたのか、何なのか、訳がわからなくなる。

 客入れ音から「大阪」があふれている。
大阪があふれている中で今までわたしが歩いてきた道、
出会ったことやもの、そして人がいろんなポイントで重なって
たくさんの「化学変化」というものが起こっていたのかも知れない。

 どうやら、人生、というものは競輪のように「ライン戦」で行くしかない。
がだ、競輪と違うのは「事の次第」によっては先行していかなければいけないし、
先行している人たちを守るために後ろで「仕事」をしなくてはいけない、
さらに言えば、次に繋がる布石、というものも打たなければ。

 こういうことを考えながら本編に入る。

 劇団そのものの「自叙伝」だったのか、これは。
なんていうか、物語の世界は「阪急電鉄」の文化が
これでもか、と込められている。
チョビねえさん、大学は関西学院大学という
これまた「阪急文化」のまっただ中にいたわけで。
だから「楽隊」を入れるになんの抵抗もないわけか。

 いや、まあ、関西の吹奏楽イコール阪急電鉄、阪急百貨店と
いう印象がわたしにはあるのです。
ここに宝塚歌劇が入り、本当は阪急ブレーブス、
オリックスブルーウェーブが入るはずが、
「金の亡者」に対抗して「急神合作」をしたせいで、
ここに阪神タイガースが「混ざって」しまっている。

 そういう文化を「土台」にして伊丹の飛行場、騒音問題で稼いでいた
とある工務店が関空に変化していく中でうまく稼げなくなって、
この文化の中で「生きる」ことが難しくなり、阪急電車に飛び込んで。

 それでも大好きだった「演劇」に対する「無念」というものがあって、
この無念を生きているものに託して、繋げたら「東京に出る」という
ひとつの形になってしまった。

 「共同生活」をしながら「路上」で「演劇」をすることで修羅場を踏み、
お金のことや、機会のなさに苦しみ、一度は諦めようとしたが、
ということをこの劇団が歩いてきた「リアル」と混ざって不思議な感じ。

 「背負っている」とは何なんだ?
「戦い続ける」ってなんなんだ?
それよりも、何よりも「生きる」ってなんなんだ、「死ぬ」ってなんなんだ?

 まあ、今の状況、しんどいことばかりかもしれないが生き続け、
「まっとう」に戦い続けていれば誰かがあるべき方向に導き、助けてくれる。
とにかく、目の前にあることをやりこなしていくしかないのだ。

 自分も今同じ状況下を生きていて、身につまされる。
けれども大丈夫だと背中押された見後感。
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