田原工業高校 「二万七千光年の旅」

「演劇」という砥石で「狂気」を「砥ぎだす」。

 あけ・・・そうだ、去年、父がどこか遠くに行ってしまったから
このフレーズは使えないんだよ。
というわけで、「今年もよろしく」としか言えない私がいる。

 去年と同じように今年も1月4日から演劇始め。
違うのは去年は福岡市内、キャナルシティ劇場でギンギラ太陽、
今年は枝光アイアン、というところ。
・・・というか、去年はその次の週に平松さんのトレーニングキャンプが
枝光アイアンでしかも泊まりがけであって、そこから「固まって居たもの」が
ボロボロと剥がれて、結果的にこりっちへと戻り、中津川の演劇キャンプへと
つながってしまったのかな、とふと思う。

 それにしてもパソコン買い換えたが、マウスの調子がよろしくない。
今まで使っていた光学式マウスはケーブルが断線しているらしく
時々光の塩梅がよろしくない、故にその前のボール式を使うが、
微妙なコントロールが効かず、イライラすること多し。
だとしたらあたらしいものを買うしかないよな、と考えるが
考えた途端、出不精に。

 というわけで、ちょうどいい塩梅で土曜日が夜のみの公演、
その前に用事ができる、と踏んで小倉へ向かう。
北九州芸術劇場のチケットオフィスで「彼の地」のチケットをピックする、
そして西小倉駅まで歩いて、ヤマダ電機に行くが、なんかしっくりこない。

 仕方がないから枝光まで電車で行ってアイアンシアターに着いて、
思案してから八幡のイオンまで歩いて、その先のベスト電器に向かう。
そこで光学式、ワイヤレスマウスを買い、イオンに戻って設定して早速使う。
いや、まあ、すごいですわ、と驚いてアイアンシアターに戻る。

 ドアが開くまでロビーという名のパブリックスペースでなんだかんだやって、
小さく挨拶してポジションに着くことにしよう。

 うまい空間の使い方だ。
野田秀樹の世界、というものが枝光アイアンシアターに出来ている。
さらに言えば、そこにある一つ一つが前衛アートというものになっている。
客入れ音も、夢の遊眠社や野田地図のように70年台、80年台の
ガチ「歌謡曲」を使っている、いつも感じる空気、というものは安心感がある。

 この空気感で前説という「漫才」が始まる。
「漫才」のネタからしてギリシャ神話をわかりやすくアレンジして
物語、というものの「緒」をそれとなく見せている。

 「緒」が見えたらあとは奥の深い「欲」と「リビドー」の世界へようこそ。
日露戦争から日本二十六聖人、ロシア正教会、カソリック教会、
幸福の黄色いハンカチ、ではなかった幸福の黄色い半ズボン、
エデンの東、西方浄土ともう何でもありのフリーダムな世界。

 さらには両性具有という感覚や、「異常」と「日常」、「死」と「性」、
突然何かが終わる、という「切なさ」を通して「美しい」と「醜い」、
「良い」と「悪い」、そして「モラル」と「インモラル」の間にある
グレーなところがくっきりと見えている。

 野田秀樹という「道具」を永山さんが「演出」という「砥石」で
砥いで、「手入れ」をしてみたら、うっすらと隠れていた「狂気」と
いうものが研ぎ出されていて、ものずごくゾクゾクした見後感。
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