劇団ぎゃ。×クロサイ「縦横無尽」

一路平安!

 クロサイの親分たる川原さんが書いた戯曲を福岡の中堅どころの
劇団が「立体化」する企画の第二弾。

 それにしても、「週末の倦怠感」というものか。
仕事がいつもの様に終わり、博多駅に降り立ち、サンパレスの下にある
「博多扇貝」にまで向かおうとすると、変に体が動かない。
仕方がないから大博多ビルにあるサイゼリアで
体勢立てなおしてハコに向かう。

 表演空間が「横の曲線」を活かした格好で恐ろしいくらい殺風景。
こういう殺風景な空間で「わたし」と「他者」、そして「異者」の関係性を
「対外的な対立」で見せる他に、「内面的な対立」という形にまで昇華させている。

 使われている「ことば」や「題材」は「今の社会」というものを
うまく反映させながらメジャーどころを絶妙に外して、
恐ろしいくらいマイナーなところ、しかも意外性のあるところをうまく突いている。

 さらには、「クロスワードパズル」のことばが入ってくる感じが
「程度の高い・低い」において二面性を持っていて、
これが物語の最初から最後までを通してずっと問いかける。

 いや、まあ、「初花」という状態を知らなければ自然と出てこないよな。
「朝焼け」という状態は誰もが知っているけれど、「初花」には
まだ出くわしたことがない、寒くないからか、そこまで感性がないのか。

 なんていうか、こういうふうに「他者」のフィルターを通して感じると
川原さんって、ガチで「文学の人」だったのか、という発見。
さらにはゆきえさんも白玉ねえさんと組んでから隠していた
「文学の人」をほんの少しだけ出して、ここに「エンターテイメント」要素と
「身体言語」というものを効かせている。

 この「化学変化」が恐ろしいくらい複雑で、混沌とした物語を
ある程度「見やすく」していたのかなぁ、とふと思う。

うん、話は前後するが、ぎゃ。の最近の仕事を見ていると、
何か「役目が終わった」という感じがして、正直複雑だった。
この複雑な気持ちがより強くなって、「もうそろそろかな」と思っていたら
2014年8月に解散だって。
わたしは、これからがより良きものになるよう祈ることしかできない。
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