village80%【2本立て】 「あ◯うめ」/「私の輪郭」

女流文学シリーズ。
 
 ・・・またしこたま呑んだくれていた。
気がつけば終電車はとっくの昔に出ていた。
タクシー乗るにもお金がなぁ、故に久しぶりにネットカフェに立てこもる。
下着のシャツとパンツだけで少し寒い中をうとうとしてしまった。
で、仕事に行く時間帯にいつもと逆の道を歩くのは新鮮だ。

 家に帰り着いて、お風呂に入り、寝て、起きて、
それでもからだがすぐれないから昼の予定を夕方に変更。
・・・これで数時間余分に眠れる。

 ん、17時半開始なのだが、感覚が16時半開始と言っている。
気がつけば、早い時間帯に間に合うように家を出る。
場所見つけて、いい塩梅に時間を潰せたからよかったのだが。

 ハコの中に入り、いろいろ見てみると、雑居ビルの6階で、
20人入るといっぱいのところだ。
なんか、「ぽんプラザ」をめぐる「不穏なお話」をうっかり聞いたせいか、
「ぽんプラザ」に替わる「公演場所」をどこのカンパニーも探していて、
その「隙間」に「シゲキバ」がハマった感じ、という印象を受けた。

【私の輪郭】

 これまた白一色の空間にテーブルがひとつと、
その上に何か、色んな物が載っている。
周りには折り鶴がたくさんいる。
客入れ音としてとあるラジオ番組がうすーく、うすーく流れている。
というか、最近のラジオ、特にAMラジオは「プロパガンダ」が強すぎて、
こういう「音楽に特化して、しかも全方位対応」といった
所謂「音楽の入り口」的な様子がなくなりつつあるようだ。

 そんなことを考えていたら「生活」のリズムと空気感を背負って
ひとり、演者がはいる、そしてレポート用紙というか便箋で
鶴を折っている、「書くため」の紙をわざと折っている。

 義理の姉妹、お互いがお互いを生きている。
・・・忙しいことは、いいことだとは言うけれど、
普通、というものはやっぱり危ない、ストレスもしかり。
そういうことを感じていて、心が折れそうになった時、
会いに行く模様。

 結婚から、妊娠という段階をうまく通れなくて困っている
夫婦になんかちょっかいを掛ける、というか、ツッコミを入れる。
こういった様子が「よく喋る」という状態を通してそこにいない、
もしくは「よく喋らない」人物の「輪郭」というものを少しずつ少しずつ
「確かな」ものにしてきている。

 それにしてもADHDとか、発達障がいとか、観察力というか
洞察力がものすごい、ということがはっきりとよくわかるムーブマイムだ。
故に、「異質」だから「間」が持たないのかなぁ、
そういうことも考えさせられるという作りになっている。

 この作りによって、物語が実は「道ならぬ恋」の「対立関係」で
「知っているけれど、その現実を知りたくない」女と
「本当はヤッているけれど、体面上ヤッていない」と言わざるをえない
女の心理戦にまで昇華してしまっている。

 ・・・「帰ってくること」を「祈っている」ために鶴を折っていたのか。
なんか、少し、怖い。

【あ〇うめ】

 やっぱり、「ダンサー」、それも「コンテンポラリーダンサー」が
「戯曲」というものを書いて、演出するとそうなるのか。

 尋常じゃない状態を「恋するフォーチュンクッキー」で
「ごまかす」様を見せて、つぎはプロレス、
それも「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン」という珍しいものを見た。
台詞回しはしりとりをうまく使って「愛の会話」を表現。

 ラブホに入って、セックスするとき、ひんにゅーと思わせて、
実は「でべそ」だった、彼女はそれをコンプレックスにしていた。
そのことを強く感じたあと、どうやら妊娠しているようだ。

 そのやりとりから「産ませたい男」と「殺したい女」、
気がつけば男は「二股」かけていたらしく、別の女と姿を消した。

 ・・・わたしはいったいぜんたいどこからきたのだろう。
あなたはいったいぜんたいどこやらやってきたのだろう。
ルドルフ・シュタイナーの言葉がやけに身にしみるところに
女が「運命に」振り回され、今、今、今、という「プレッシャー」に
押しつぶされ、それを親が救出して、という物語を
「身体言語」で目一杯動かし、「ぎゃ。」や「非売れ」のような
「歌謡劇」で隠し味を聞かせた、という趣。

 うーん、層が厚くなった。
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