ttu 「おやすみカフカ」

「哲人」は紙一重で「狂人」というのかも。

 隙を見せると、背中からずぶりと刺される。
というか、「あの時」はまさしくそうだったわけで。
世の中には気に入らない存在、というものが少なからずいて、
その存在の前では粗相ができない、もし「やらかして」しまえば
ありとあらゆる手段を講じられて居場所すらも潰そうとする。

 そういう事態に対して、わたしはどう対応したのか、
「理性」と「情緒」のさじ加減はどうだったのか、
考えさせられる出来事がこの場所に辿り着くまでに
次々と起こっている、わたしの身辺で。

 次々と起こった出来事にうまく対応できたか、否か、
正直、よく分からないや、「寄せ付けない」ことが
できていない分なおさら。

 そんなことをつらつらと考えて、中に入る。
・・・ものすごくゆったりとした作りのバーというか
喫茶店のような、ものすごくシンプルな表演空間と
空気の作りになっている。
ああ、こんな作りだったら「エレベーターのない4階」でも
公演が打てるよなぁ、うん。

 それにしても、福岡の財団主催公演での「ほたるさん」、
制服、というものを揃えたのだろうか、とてもいいかんじ。

 そんなことをつらつらと考えていたら荒涼たる「どこか」へと
無理やり連れて行かれる、そんなことばがふさわしい。
さらにはざわりざわりと暗闇の中、どこかで声がする。

 この感覚、わたしが以前何かで苦しんでいた時、
働くことに疲れ果て、動くことに疲れ果て、ことばにすることに疲れ果て、
考えることに疲れ果て、最後には生きることに疲れ果ててしまった。
そんな時にリアルで感じたひりひりするような、あの感覚を思い出す。

 あの頃は何もかもに疲れ果てて、何かが終われば、
否、何かが一段落すると横になって、潰れるように眠り込む。
というか、横になって、目をつぶれば身体自体が
ズブズブと「沈み込んで」、気がつけば時間が過ぎていた。

 もしかすると、「睡眠」というものはあちこちに拡げすぎて
収拾がつかなくなった「わたしの思考」というものを一休みして
「整理する」、パソコンで言うたら「デフラグ」と同じことなのかもしれない。
そうしなければいけないくらいわたしも、カフカも、一日中
脳みそ使っていたわけか。

 この感覚に、わたしがはじめて「変身」で
カフカを初めて読んだ時に感じた「剣呑さ」というものを加えて
混ぜたものが板の上に存在している。

 まさしく、刃物を背中に突き付けられる、
あるいは拳銃を背中に押し付けられる恐怖感とはこのことか。
脳みそが疲弊している時、こういう生々しい夢、見てしまうんだよな。
片足をなくしたり、誰か憎んでいる存在から追いかけられたり、
とにかく散々な、殺されるギリギリではっと我に返る。

 どうしてそんな夢を見てしまうのだろう?

 血を分けているはずなのに、何故か「分かり合えない」
父と子の親子関係やら、様々な人間関係から派生した
あらゆるトラブルを「感情的」というか「情緒的」に
解決してしまったが故に起こしてしまった「間」の悪さ、
・・・これを誰かは「間」抜けと説明してくれた。
この伝でいけば、わたしもカフカも「間抜け」な人生だな、おい。

 そんなこんなで、わたしのやばい過去や思いまで炙り出してしまう、
見たあと、手汗が酷い。
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