Gongter_DA 「Foolish」

「解放」というものを突き詰めていけば、
究極の結末は「自死」。


 もう、「一区切り」なのか。
福岡演劇フェスティバルの内容や広報について論じること、
突き詰めて、「演劇」というものについて深く触れ、その結果を
論じることは論じる個々人が「どう生きてきたか」というものを
あからさまに表明することとおんなじことなのだ、という発見。

 内容の濃い、薄いだって考え方や工夫次第でなんとでもなるし、
要は、おおまかな「イベント」の枠組みさえ目の前に「存在」しさえ
すればあらゆる意味で「参加」しているし、「参加」出来ている。

 「参加」しているし、「参加」出来ている中で、その中にいる人々が
数多くの「意味」や「情報」を作り、数多くの「意味」や「情報」の中から
取捨選択して「物語」を織り上げていく。
織り上げた「物語」を「共有」して、次につなげて響きあっていく。

 こんなことを考えていたら、「支援」と「伴走」の違い、というものが
これから先、大きな意味を持つのではないのだろうか?

 あの厄介な方々は福岡の演劇にとって「支援者」であろうとした。
マヤ北島氏やねーさんやみさか父、そしてわたしは
福岡の演劇にとって「伴走者」であろうとしている、
ただそれだけだったのだな。

 それはさておき、「身体言語」というものを「感じる」ために
作られた空間やね、ぎりぎりまでそぎ落とせるものは削ぎ落とした。

 身体言語で押し通すエンターテイメントは京都というところで
「ギア」というものを見てきたことがある。
そこではハコの壁沿いに薄型テレビがついていて前説を
「ギア語」という日本語、英語、中国語、ハングル、
その他もろもろの言語を敢えてちゃんぽんにしたことばで
・・・まあ、「字幕」で詳細は説明している、これが唯一のセリフ。

 「ギア」は「ロボット」の死から生をパントマイムとジャグリング、
ブレイクダンスで表現していて、これをじっと見つめて、表演空間の隅々に
アンテナを張る作業をすればするほど恐ろしく疲れて、「気を失う」
事が多々ある、そうならないための「テクノロジー」という存在なのか。

 そうそう、ガチの「身体言語」といえばぴぃきぃ*ぱぁくぅの知春さんも
大したもので、「テクノロジー」という存在を全く使わず、
アンテナを張る作業をストレスなくできるように仕向けてくる。

 この「Foolish」はルコック・システムという演劇的ベースを
使って「身体言語」を見せている、しかもガチで。
前説での「バカバカしい」ムーブ、男がふたり「女性ファッション誌」を
もってなんだかんだするところから本編に引っ張り込まれる。

 睡眠薬大量に飲んで死にたがっている「男」、
首をつって死にたがっている男、手首を切って死にたがっている女。
それぞれの自殺の理由がそれぞれにあった、ということが
じわりじわりと炙りだされていくことが前半部。
・・・もしかしたら「三角関係」のもつれ、ということなのかも。

 「三角関係」のもつれ、という「自殺の理由」が炙りだされて、
「愛国歌」の変調が流れて、その音に忠誠を誓うところから
「自由」っていったいぜんたい何なのか、という問が始まる。

 まあ、ありとあらゆる「こだわり」から、ありとあらゆる「制約」から、
ありとあらゆる「縛り」から、「解放」されることを「自由」というのだろう。
そして、これらからの「解放」を突き詰めていけば、
「自分で自分を死に追いやる」ことが最善かつ最良のやり方なのか、
という「現実」に戦慄してしまう。

 だとしたら、わたしたちを縛る「縛り」ってなんなんだ?
「国家」なのか、「民族」なのか、「性別」なのか、それとも「恋愛」?
この板の上で存在していたのはこの4つだけか、「経済」という
「縛り」が板の上に存在しなかったのはもしかしたら「経済」という
ものは「生きる」ということでは「おまけ」ということなのかも。

 ・・・「おまけ」が「メイン」を破壊するパワーがある、とも言うが。

 それぞれの「位置」や「立場」から生じた「縛り」を
壊すために暴れに暴れて、ヘトヘトに疲れてしまうと
「死ぬこと」なんてすっげぇバカバカしいことに変化してしまう。
もしかしたら、全ては「悪夢」というものを起きながら
見ていたのかもしれない。

 人は元から「愚か者」なのかもしれぬ。
「日本」とか「アジア」とか「欧米」とかそういう「縛り」をわざわざ
作って、その範疇で優劣を論じること自体が「愚か」だという意味でも。
スポンサーサイト
プロフィール

itumo25254you

Author:itumo25254you
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR