万能グローブガラパゴスダイナモス  「よれた僕らの水平思考」

「自由」と「規律」の狭間、それが学生。

 えんやらやっと、という感じだ。
実を言うとな、このカンパニーを始めてみたのが、
甘棠館であった「インディゴブルーの本当」という演目で、
それ以前にわたしが演劇に関することをはじめた時、
出会う良い才能、良い才能所属をひと通り聞いてみると
みんなここのカンパニーを言いやがる。

 そういうふうにしてやりとりをはじめてから見ようとしたのが
この「よれた僕らの水平思考」だったわけで。
で、木曜の夜この演目を見て、翌朝の飛行機で東京へ飛び、
2本演劇を見学して一本リーデイングかな、そして土曜日に
味の素で東京ヴェルディ対愛媛を見てから深夜便で
北九州に移動、日曜日にスミックスホールでC4という
日程を組んでいた。

 なのに、なのに、5月の中頃、お金と体調の管理をミスって
えらいことになり、飛行機も宿も何もかもキャンセルした。
お金だけが出ていく、なんともまあ嫌な感じ。

 この状態の悪さをズルズル引っ張って演劇は見られないが、
トレーニングキャンプには出るようになり、ガラパから貰った
年賀状が「川口です、いつもお世話になっています、
        たまには公演にも来てください」と来たものだから
年明け早々背中に冷たいものがつうっと。
・・・海よりも深く反省せなあかんな、これは。
というわけで「コンディション」というものを
より意識するようになったわけで。

 そういうことをつらつら思い出しているともう本編。
とある大学の「デジタルゲーム研究会」というところの部室、
いわゆる「部室」特有の雑多なんだけど、ある意味「熱を帯びた」
表演空間、客電の時壁に貼ってあるポスターが「ソニック」、
ここで鉄ヲタであるわたしは「特急ソニック」のポスターかな、と
思ったら、ストレートにSEGAの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。

 うん、大学、という空間は「日常」と「非日常」が
常日頃から「混ざって」いて、特に「前期」と「後期」の
「定期試験」の期間中はこれらの混ざり具合が恐ろしいぐらいに凄い。
なんていうか、「緊張と弛緩」という相反する精神状態が
同居している、とも言うのだろう。

 その中で「時間」というものや「ものごとに対する優先順位」
あとなんだ、「人生」のいろいろなことに対して「選択の自由」を
「私」が持っている、ということが「大学生」の権利なのだ。

 この「権利」というものを「どう活かしたか」が後々
大学を出て、社会に入った時に活きて、「人生」を大きく変えて、
「これから」というものを決めるのだろう。

 これらの「行為」で起こった「行き違い」と「すれ違い」、
そして「勘違い」が同時多発的に起こる様は
まるでラグビーの試合を見ているかのような
「重量感」のあるスピード感。

 この重量感とスピード感を初演の時に見ていたら
というか、あの時の「精神状態」で見ていたら
いったいぜんたいわたしの心のなかで何が起こったのか?
そのことがものすごく気になってしまった。
さらには「この感覚」を携えて東京へ飛び、
演劇などを見ていたらどうなっていたのだろう?

 それくらい、「青春」という熱量の高さが凄まじかった。
時間が過ぎ、ガラパという劇団もわたしも「立ち位置」というものや
「役割」というものが変化していた、にも関わらず、感じる熱量は
あの時の「立ち位置」や「役割」の醸しだすそれだった。

 お話は「思い出づくり」でゲームを作ってみよう、
けれども、「学生」という曖昧さで物事がうまく進まない、
という「すれ違いがあって、ひとりだけ「恋愛」を緒にして
「就職」というものを有利に進めようという「抜け駆け」があり、
「試験の日程」についての「行き違い」、さらには「すれ違い」を
リアルにロールプレイングゲームにする、という
「ある迷宮からの脱出」シリーズをある意味先取りした隠し味。

 「行き違い」や「すれ違い」、「抜け駆け」、「勘違い」を
まとめて「ゲームの中」で昇華して力技で解決する、というのが
らしい、といえばらしいのだが。

 さて、「ガラパコレクション」の二作目。
「レモンサイダー・バカンス」の時は正直にグイグイ押していく感じ、
これが「よれた僕らの水平思考」ではサイドの切替というものが
少し出来ていた、これが次の「馬鹿野郎、そこは掘るな」で
どんな変化があったのか、さらに知ることになるのか。
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