劇団HallBrothers  「上野真冬の遅すぎた春」

「自分のことが第一、他人は二の次」で
人は、果たして幸せになれる・・・のか?


 「発達障害」もしくは、「自閉症スペクトラム」は
社会そのものが「共依存」を要求するがゆえに起きた
「病気」ではなく「問題」である。

 そんなことを改めて受け取ってしまった。

 ホルブラ、と言うか幸田さんの「テーマ」が
「社会のささくれを表現する」という初期の段階から
はぎわらと結婚して「永遠に少年」で「発達障害」もしくは
「自閉症スペクトラム」を抱えた人間が如何に
社会で「生きにくさ」を抱えているか、というテーマと
「閉ざされた社会」という「状況」の逃げ場のなさ
というふたつに分化、変化してきているなと。

 それにしても、表演空間の雑多具合、とか
ありとあらゆるところがVillage80%という所が
大昔やったとある演目とほぼおんなじです。

 わたしもわたしで、城崎温泉劇作家大会後の
リカバリ期から休養期の「はいり」というものが
恐ろしく良くない、タブレットとか、
ブルートゥースキーボードという
新しい「装備」にお金の面とテクノロジーの面の
両方で四苦八苦、「できること」と「できないこと」を
腑分けして、対応する作業が物凄く厄介。

 おまけに、いろいろなところでわたしのリズムや
周りのリズム、対応や作業の手順が微妙に変わって
「リレーションシップ」がうまく行かないことによる
コントロールミス、それに関係する諸々が起こりすぎて
正直、疲弊している。
けれども、日々の仕事はせにゃならんわけで。

 そんなことを考えていたら、もう本編。
・・・うん、「人間」といういきものは
かける言葉によって「活かされる」し、
「殺される」わけだから、個々人に対する
「言葉のかけ方」には、気をつけろよ、と
考えてしまうくらい、「上野真冬」という
一人の女の子が生まれて此の方、周囲から
かけられていた言葉、というものが非常に汚い。

 このことからしても、彼女はいままで
「安心」というものを生活の中から得ていなかった。
親からは「ネグレクト(育児放棄)」を受けてしまい、
周囲からは「ネグレクト」によって生じたのかもしれない
「発達障害」もしくは「自閉症スペクトラム」という
「異質性」と「貧困」という「生活環境」を槍玉に挙げられて
生きているすべての場所に「居場所」を作ることを
許してくれなかった。

 「居場所」を作ることを許さない場所だったら、
誰もが「わたし」という「存在」を出して
生きていくことなんてとても出来ない。

 おまけに、周りを見渡してみれば、「自分」を手に入れて
「自分の人生を生きている」振りをして、
何者かに「依存」を要求している、否、強要している
そういう「関係」という洒落にならん「現実」が
今現在、板の上に「存在」していた。

 「上野真冬」が私を生きようとすればするほど、
周囲は「彼女を利用して自分がいい思いをしてやる」という
「邪さ」がじわじわとにじみ出てくる、彼女はこの邪さを
「違和感」として体の中に入っているから誰に対しても
うまく心を開けない、開けない様を周囲はさらに追い詰める。

 結局、みんな、「まとも」の振りをしているけれど
ある意味、みんな「まともじゃない」から「違和感」と
いうものをうっかり感じた時は身内の誰にも相談できないし、
誰もこの「違和感」を受け止めることができない。

 だったら、シンプル、というものを学ぶことができる
「中立な場所」を探して見つける必要がある。
わたしは、そうしてわたしを助け、今、こうしてここに居る。
・・・親が「獣の道」を教えてどうするんだろう?

 「うち」と「そと」のバランスをうまく取らないと
「私は、誰かに依存しているのかもしれない」や
「私は、誰かに依存することを望んでいるのかもしれない」
「私は誰か、私の世話をする相手を探している」という
問に目を塞ぎ、耳をふさいで、気がつけば「共依存」という
「蟻地獄」に自分で自分を追い込んでいる。

 あなたは本当に自立、しているのですか?
本当に自立しているのならば、いま、あなたが
そうしているように「あなたが抱えているいたらなさ」を
不特定多数にぶつけて鬱憤を晴らしたり、
「共依存」という「蟻地獄」をつくって自分より弱い人間を
落とし込んで、自分の弱さをその人になすりつけることは
しない、というか、できないよね?

 そういうふうにして手に入れた「幸せ」に
どういう因果が待っているのか、40数年生きていても
私は何も知らないし、みんなも何も知らない。

 うん、このお話の5年後、10年後を少し見てみたい。
スポンサーサイト
プロフィール

itumo25254you

Author:itumo25254you
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR