hen house  「ホーリーズナイト」

これぞ「お盆」に相応しい、お洒落な「生と死の混淆」。

 それにしても、暑いし、給料日なのに金策大変、
ハンバーグ工場の仕事もえらくごちゃごちゃしていて
日程の再編成もうまく進まなくて、正直、この日程キャンセルして
直接広島に入って、上手いもん喰って、ゆっくり寝たかった。

 けれどもなぁ、ふたばが是非に、と言って居るとなぁ。

 なんていうか、気もち、女の子多めの客層。
ハコの中に入ると、この涼しさ、このにおい、
そうだ、大阪でいつも使っている大阪新阪急ホテル地下、
どこをどう歩けばいいかわからないところにあるバーの
雰囲気だ、いや、客室の鍵を持って行くと生2杯に
オサレなツマミが付いて1800円、というコースがあってな、
そんな感じでほどよくお酒、飲んでいる。

 そんな雰囲気で何楽しそうな話をして、どんな本を
読んでいるんだよ、というか、お酒の入っている棚が
「本物」ではなく、2枚の絵になっている。
・・・ここに何か「引っ掛かり」を感じなければいけないのだが。

 この時点でわたしはこれから起きることに気が付かず、
「2枚の絵」を見ながら森繁久彌の「喜劇・競馬必勝法」という
映画のある場面、谷啓が「ノミ行為」を引き受けて、
「こんなの当たるわけない」とバーのカウンターにある高そうな洋酒を
かたっぱしから叩き潰すところを思い出し、ここにジャズが乗っかると
なんとも言えねぇや、あらいつの間にか本編だ。

 ボディ・コンバットのレッスン中、誰かが倒れた、という話に
絡めて「おとなこども」、いわゆる「オドモ」な様子を
笑いながら聞いていると外がなんだか騒々しい。

 どうやら、近くで「物騒なこと」が起こり、その当事者らしきものが
この店に迷い込んだ、誕生日のクラッカーとともに。
・・・もしかしたら何かが「混ざって」居ることが始まっているようだ。

 そんなことを感じてみると夜のお姉さんらしき人がやってきて、
さらに又別の夜のお姉さんが贔屓の客連れてやってきた。
そういうやや尋常じゃない場所に当事者らしきものが混ざって
ごくごく普通に、自然に、飲み始める。

 飲み始めては見たけれど、じわりじわりと「事の次第」という
ものが炙りだされて、炙りだされたものが何かの衝撃で
噴出しそうなところに、「物騒なこと」のすべてが明らかになって
当事者たる「チンピラ」がこの店の中で暴れちゃう。

 この暴れちゃったことを引き金にしてこの店の中には
「人」のなりはしているけれど、「人」ではない、何かしかいない
ということをじわりじわりと見せてくる。

 どうやら、いちばん最初、ボディ・コンバットで倒れていたのは、
だったし、もう片割れは博打に手を出しすぎてにっちもさっちも、
夜のお姉さんとお客さんは「マルチ商法」をめぐるゴタゴタ、
そして、このバーのマスターとその娘らしき少女は・・・。
という具合に言葉で語らずとも演者の身体言語で「死に様」を
語らせている、ということに驚きを飛び越え、戦慄した。

 そして、チンピラの死に様で、本当に「人生とは油断も隙もない」と
強く感じさせてしまう。
・・・この流れでマスターの奥さんだった人が泣きながら花を供える。
どんなことがあったかわからないが、こういうふうにすることも
ひとつの「愛」なのかもしれない。
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