14+「ゾンビの瘡蓋」

川津戯曲って、かなり緻密で、結構骨がある。

 初めて彼の戯曲を「立体化」したものを見たが、最初に抱えていた
「煩雑そう」というところがさとねーさんによってうまく整理されて骨太さと
緻密さがうまく残っていた、やっぱり、立体化しないとわからないことが多い。

 苦しくて、悲しい、とはこのことか。
わたしが、今直面している物や事に対して
「どうすればいいのか」分からない。
わからないまま生きていると性も根も尽き果てた。
おまけに「他者」という存在が許せなくなってしまう。

 そんな感じで私はいつも生きていた。
はっきり言って、生きるのしんどいわ、なんとかして死ななければ
楽になることができない、ずっと前から自分にあった場所や環境を
探して生きては見たけれど、どこにもなかった、
もうシャバへは出たくない。

 そんなことを考えつつ、色んな意味で「混ざっている」ところから
表演空間へとよろよろとまろび出る、とはこのことか。

 現時点での「文明」というものが崩壊してしまった、
あまりにも原始的な世界、何かから逃れるために
道をゆくワゴンが一台。

というか、「ヒト」はなぜ、「ゾンビ」というものになってしまうのだろう?
要するに、「なってしまった」存在に「噛み付かれる」という「傷」を
受けて、初めて人はゾンビになるわけだ、だとしたら「始まり」と
いうものがそこには存在しているわけで。

 けれども、現実は「始まり」というものを見せず、気がつけば
大変なところにぽつねんと存在させられる。
さらには「現実」と「非現実」の間に生きていることも突きつけられている。
こうなってしまうと、人は「絶望」によって人でなくなる。

 ・・・「絶望」から逃れるためのバンドワゴンだったのか。

 「絶望」に襲われることで人は霊を抜かれ、抜け殻になったことを
「ゾンビになった」ということになっているのだろう。

 こういうを見てしまうと、やっぱりわたしたちは
どうしようもない「狂い」のなかに生きていて、
狂いを知ってしまったら、正直何をどうしたらいいか
わからなくなる。

 そうして「人」と「ゾンビ」の狭間を綱渡りのように生きている。
この狭間を生きなければいけない苦しさ、わかってくれとは言わないが。
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