大野城「円」演劇祭初日 昼セッション

長い、長い、旅の始まり。
 
 少し、どころか、かなり「書き始め」というものに困ってしまう。
今回の企画がどういう「形」で始まったのか、その「始まり」を
「知っている」自分にとって、何をどう書けばいいのか、
正直、わからんのです。
下手にこの事に触れるとやばいことになるからこそ、余計に。

 だからこそ、ものすごく「朗らかな」空間と
見やすくて、落ち着く空気を作ってくれて本当にありがたい。

 演技面が円形の「闘技場」で、最終日には「最優秀賞」と
「俳優賞」という2つのタイトルを争う、という、
ある意味殺伐としたところも若干はあるけれど。

 さて、当方はこの演劇祭を一通り見て、土曜の夜の船で松山、
シアホリをねこで見て、その前に我らが愛媛の地元開幕戦だ。

 終わって夜行バスで名古屋、あおきりを見たあと、広島まで
夜行バスで広島、やり残したことをして、福岡に帰るという
結構やばい日程を作ってしまった。

 とりあえずは押さえていた夜行バスと高速バスのチケットを
買って、あおきりのお金と細々を残したから、良しとする。

 さて、物語の世界に入るか。
 

1/4
 INDEPENDENT史上最高、最強の演目は何なんだろう?

 自分は山田ももじの「ある盲の物語」と、SUN!!の「スクラップ・ベイビィ!」
あと、「赤猫ロック」、そだそだ、れおさんの「いきなりキスシーン」もだ。
さらには、飛ぶ劇、葉山さんの奥さんが、気持ちよく板の上で、
実際に食べ物を「食べる」演目も。
「九州限定」にまで範囲を広げると、白浜さんのやつとか、しいきっつあんの
「ヴァニシング・ポイント」、山田美智子の「霙」、これくらいだな。

 今回は、この中から、「スクラップ・ベイビィ!」を
福岡の力ある若手が荒削りながらも、新しい解釈で見せる趣向。
・・・「一人芝居」ではなく、「四人芝居」で。

 このお話の「一人バージョン」は小道具兼、大道具の
「手持ちイントレ(足場)」ひとつで「生きて還りし物語」、
だから「メルヘン」じゃなくて、「ファンタジー」を四方八方、
さらには上下に繰り広げていた。

 このファンタジーに「生きるって、何やねん?」とか、
「命、というものは果たして平等なのか?」という問いを加えると、
 動きや表情はものすごく元気でかわいいんだけれど、
心に入ってくるものはなぜだか、重く、苦くて、さらには辛い。

 さて、今回はどう「作り変え」、「化学変化」を起こすのだろう?
「オズ」と「アズ」という「孤児」なんだけれど実は・・・という「ふたり」が
反発しながらも「知らない間に」惹かれあう、その「シンクロ具合」が
「フィジカル能力がある程度備わった二人」だから「一人」よりも
より濃く出てはいる。

 がだ、「二人」のまわりで「運命」として「かきまわす」役割の
「新聞」というか「文字」という「つがい」の存在は果たして必要だったのか?

 そういうことはさておいて、「文字」を読むことができなかった
「存在」が「文字」を読めるようになり、「文字」を「読む」ことで、
「二人は一人」だった、という「真実」というか、「事実」を知り、
さらに、「一人」を生かすために、両親は持てる「すべて」をなげうって
「クローン人間」という「分身」を作ったことまで、うっかり知ってしまう。

 世の中には「命の格差」というものが厳然たる事実として存在し、
「死ぬために生きる」存在も多少なりともいることは事実。
がだ、「死んで失う」自由もあれば、「死んで得る」自由も存在する。
「死んで得る自由」を知っていれば、死ぬことがわかっていても怖くない。

 ・・・さらにはこのお話の「ポケット」が持つ「意味」を知れば、
もっと重くて、苦くて、辛い感覚を見た後、受け取ってしまいそうだ。

 今度はSun!!の「一人ver.」と1/4の「ふたりver.」、
両方「ニコイチ」にして見てみたい、そういうアイデアが出てきた。

劇団goto

 ・・・大変だったんですから、もう。
「ツル子の恩返し」は自分がショートして、「タンバリン」@広島は
どこぞのなんとかが、えらい粗相をやらかして行く直前に取りやめに。
ようやらやっと見に行けた、そんな感じだ。

 今回の趣向は別役実、という「戯曲界の水木しげる大先生」が
書いた「良質なコント台本」をごとーかおるの的確な技術で見せる、
そういうことやね。

 表演部に無造作に置かれている「コントのお題」の習字具合が
あまりにもすばらしく、「月下の棋士」という漫画を思い出したのは内緒だ。

 というか、「良質のコント台本」を的確な「技術」で再現すると、
「笑い」の中にも「毒」がある、という発見。
とくに、小坂愛の壮絶な「言葉責め」はSMクラブ、というか、
そういう趣味の場所に見手を一瞬のうちに連れて行くくらいのインパクトが。
・・・まあ、髪の毛が短い桐谷何がし、という「美人」であるが故の芸当なのだが。

 あとは自由自在にぼけて、突っ込んで、板の上で楽しく「遊んで」いる。
この「遊び」を支えるは、隙のない技術、と修練、そして、鍛錬。
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