サンピリ「ラブ・イン・ヘル」

「愛の地獄」からの生還に向かう入り口。

 ものすごくすっきりしている、というか
配置している「もの」の色バランスがすごくいい。
白い壁と床、客席の黒い椅子、そして演者が座る
赤い椅子、この絶妙なコントラストを見ただけでも
ここに来たかいがあったものよ。

 さて、よこやまゆかりが「人生」の何かに対して
「くそったれ!!」と「演劇」でシャウトするシリーズも
早いものでもう3回目。

 こっちは、行って、帰って、また行ってと
「相互補完」という今の立ち位置・役割を
やっていけば行くほど、ものすごくしんどい。
けれどもそれが役割だから。

 まあ「朗らか」でいれば誰も悪いようにはしないし、
「陰隠滅滅」でいれば、何もかもなくなってしまう、
そこら辺を考えておけば、まあ良しとするか。


 そういうことを考えていたら、今までのよこやまとは違う
雰囲気をまとって、表演部にやってくるではないか。

 生活の中で何かに「追い詰められている」様子が
うまく出ている、更に言葉の流れから見て、
「都会」にある少し大きな病院の「精神科」に
都会から離れた「地元」のクリニックの紹介でやって来た。
その「初診」の中で起こった出来事。

 最初は「うつ病」だ、と思い込んでいて、
それを聞いたお医者さんが「そうじゃないよ」ということに
対して当初はものすごく反発していたが、
「父親」と「わたし」、「母親」と「わたし」という「人間関係」という
「過去」を少しずつ明らかにしていく中で、もしかしたら
「父親」にも、「母親」にも、そして「わたし」にも
ごく軽度な「発達障害」があるかもしれない。

 この「発達障害」が生活の不都合を引き起こした結果が
あなたの「うつ病」のもとになるものなんだよ。
原因となるものがわかればじわじわと「わたし」の過去を
話しやすくなるものだ。

 わたしの過去を少しずつ明らかにしていく中で、
なぜそうなったのか、そうなった中に「正の感情」は
どこにあり、「負の感情」はどこにあったのか、
それぞれの感情を「感じて」どうなったか、
という流れをひと通り見せる趣向。

 どうやら、これはひとりの女性が自らを取り戻す入り口に
立った、というお話のようだ。

 それを見て、わたしも10年前、同じことを経験し、
わたしになった、ということを思い出す。
世間の一部から陰口叩かれて、季節の変わり目になると
妙に死にたくなる、というか死んだほうがいいかなぁなんて
思ったりもするけれど、まあ、その理由は金稼ぎと
演劇が両立できない、そんなところだが。


 さらに、「物語」で使われていた「女性の名前」が
大切な人の名前だったからこそ、妙に細かいところに
引っかかり、引っかかってくるからこそ
わたしは、大切な人の物語を今まで以上に聴きたいし、
もう、そろそろ結婚しないとなぁ、そんなことを考える。
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