したため 「文字移植」

「学び舎」でハイインパクトな「演劇」を見る。

演じ手にとっても、見手にとっても、「アトリエ劇研」は
「演劇の学び舎」だった、という発見。

徳島から南海フェリー、和歌山港駅から南海電車で天下茶屋、
それから阪急電車で烏丸、というルートを取らず、いきなり高速バスで
京都に乗り込み、KAIKAで飛ぶ劇場。

 それからヘトヘトの体で淡路乗り換えで動物園前、
大阪の数日間を過ごす西成のどやの個室へ潜り込む。
お風呂の床がなんか変だし、クーラーを入れると変な匂い、
おまけに布団や畳にノミなのか、ダニなのか、分からないが
ぴょんぴょんしていて眠れない。

ウトウトしながら痒がっているともう朝だ。
いろんなことを考えると、もう宿を出るしかない。
朝飯は道中で食べよう、というか金券ショップは何時からだ?
とりあえず京阪電車の切符を買わなければ。

というわけで、通天閣からなんば、心斎橋、淀屋橋と歩き、
結局梅田まで歩き通し、京阪の切符を往復買って、また淀屋橋。
落ち着いて、アトリエ劇研までの道を確認したら慌ててしまった。

・・・こっちは京阪三条までの切符しか、行きは買っていないよ。
帰りは株主優待の切符でどこからでも乗れるように仕掛けてはいるけれど。
とりあえず、特急に乗って、モヤッとしたことが京橋であったが、
なんとか京都にたどり着き、結果、それで良し、と。
バス停と乗るバスがわかり、一乗車ごとの切符を安く買えたのだから。
・・・東華菜館の川床で帰りがけまったり飲んで飯食いたかったが。

バスに乗って、案内通りに歩くと、すんなり場所は見つかり、
落ち着きながら周りを見てみると、結構踏み込んだ話が繰り広げられるわ、
なんていうか京都の若手演劇人が「自分たちだけ」の演劇から
「みんな」の演劇に変化していくための「わざ」と「すべ」を学ぶ場所、
自分もお金があればそういう場所を福岡の自分の家と隣の土地を買って
作って見たいが、立地条件があまりにも悪すぎる。

  そんなことを考えていてもなお痒い。
痒いから一度来た道を薬屋を探しながら戻り、
強力な駆除剤を見つけるが高い、そしてやばそうだ。
しかたがないのでまた戻る。

戻って、今日ともに見る人達の表情や纏っている空気を
感じながら箱のなかに入り、久しぶりに上の方にポジションを作る。

・・・この演目が福岡で公演できるようになった試み、
「ひとつの戯曲を通して演出家の技量を見てみよう」という企画、
まずは「プラン審査」という形で一度「わたしたちはこういう演劇をします」と
事前に提示した「課題戯曲」を使って「言語化」して「実演審査」に進み、
審査員の合議で決める「最優秀賞」と観客の投票によって決める
「観客賞」という2つの章典が。

この流れを最初から最後まで追っていたら
少しはまともなことが書けたかもしれないが、諸事情により、
「プラン審査」開始10分前に気持ち悪くなって帰ってしまった。

おまけに福岡で育って東京に新しい道を探しに行った
ただかおりがほぼ一年ぶりに福岡で演劇をしにやってくる。
見たいのだが、テストマッチ前提で日程組んだからなぁ。
けれども事態は二転三転し、ここ京都で見ることができた次第。

いろんな意味で福岡では賛否両論巻き起こしそうな作品だ。
それくらいハイインパクトで、尚且つ多種多様な「見方」が
できるような作りになっている、仕掛けになっている。

主な構造は「コンテンポラリーダンスの身体」にセリフを載せて、
原作が持っているであろう「独特な文体」を表現していく。
このもがき、あがきを時間や距離の「隔たり」まで見せながら
気がつけば追体験している、というかしてしまう。

この「追体験」は人によってはものすごく苦痛に思えることも
また、その逆もある、そこで行われている「演劇」がハイインパクトで
あればあるほど、心にかかる負荷も比例する。

さとねーさんの14+がこの企画で世に出たとき、
「14歳の国」という戯曲を使って今思うとハイインパクトな「演劇」を
作り、その負荷を素直にきついです、と表現すればよかったのに
「追体験」を「賛否両論」にすり替え、「人生の違い」を受け容れるどころか、
意味のない比較にしてしまった結果、数年間、多くの人を巻き込み、
様々な「名誉」を傷つけてしまった「戦争」に発展した。

そうならないための手段として「余韻の時間」という
見た人同士でしゃべる場を作る、という試みは有効だ、と感じた。
一番良かったのは「落ち着いて考える」時間に大半を割くことで
モードの「切り替え」やメンバーの空気を確かめる事ができたこと。

「落ち着いて考える」時間を持たなければ「耳を澄ませて聴く」という
行為もやりにくい、と言うかできないのかもしれないともいうけれど。
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