バカボンド座「かぶりはしたけど、はいてはいない」

「犯罪」とはなんぞや、
「更生」とはなんぞや、「人格」とはなんぞや、
そして「存在の否定」とはなんぞや?

 ・・・しくじった。
突然飛び込んだ用事をなんとかこなし、携帯電話の料金を払うまでは良かった。
けれども、その後、「予期せぬ機種変更」に巻き込まれ、時間を恐ろしく食ってしまう。
バタバタと新幹線の切符を買って、乗って、乗り換えて、少し遅刻して
イントロダクションの途中で物語に飛び込んでしまう。
やっちゃいけないのに、やってもうた。

 なんというか、枝光に大阪西成の持つ、通りの何処かしこに
ションベンの匂いが漂い、スーパー西成の外気に食品を触れすぎたり、
ありえへんところにありえない商品配置をするものだから
気持ち悪くて食べられたものじゃない、唯一、あいりんの職業センターにある
売店の毎朝工場からできたてを持ってくるヤマサキパンが(以下略。
そんな空気が再現されている。

 その空気の中でやっていることはマジで変態、変態に磨きがかかっている。
「ボーイズラブ」というか、一昔前の「薔薇族」とか「さぶ」に代表される
アングラ臭漂う「男子同性愛」にJ-メンズ東京がどこからか混ざったり、
SMという性行為、それも極めて「エグい」プレイを想起させるなんだかんだ。

 この「変態具合」を飛ぶ劇男子幹部衆が怖ろしいくらいの集中力で、
しかも楽しみながら、真面目に「変態」をやりきっている。

 その空気に引っ張られるかのようにじじとモンブラン高山の両女子は
「変態」を狂気で受け止め、なんというかカオスというものがぐるぐるして
このぐるぐるに気がつけば、巻き込まれている。

 がだ、言いたいことはものすごく重い。 
「前科」を持っている、ということはこの社会にとって最高のハンディキャップ。
その重すぎるハンデを抱えた人々を、それも「ある事情」でどの場所からも
「受け入れられなかった」存在を受け入れて、なんとかしようとする
「篤志家」とその周辺、ということがお話の肝。

 ・・・なぜ、社会から弾かれたのか?
もしかしたらその存在は「重度の知的障害」あるいは
「重度の知的・精神障害」を抱えていて、それを何とかすることが
出来ずに放置され、それでも生きていかなくてはいけない、でもままならない。
そのままならなさが、犯罪、というものにつながり、気がつけばズルズルと
人生のどん詰まりにまで来てしまった。

 ここに犯罪被害者の「真実を知りたい気持ち」と「復讐心」までが
絡みに絡み、さらには「救助(援助)ハラスメント行為」が
隠し味に加えると正直、エグいっす。

 何にもできず、放置されて、何にもできずままならない人生を
生きる、ということは色んな意味で辛いよな。
その辛さを真正面から立ち向かうと、冤罪背負い込まされたり、
「生き方」を親類から否定されたり、苦しいことだらけ。

 その反対で真正面から立ち向かわず、楽な方へ楽な方へ逃げ、
周りをひどい状況に巻き込んで、他人に罪をおっかぶせる。
けれども、その因果が回り回って悲惨な最後。

 あの最後のセリフが恐ろしく心に引っかかる。

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