劇団goto 「秘密の花園」

         新しい段階の入り口に私たちは立っている。


 この段階にたどり着くまでのなんだかんだと
ここにくっついてきたたくさんの重い想いを感じた。
そして、私たちはどうして、なにのために「祈り続ける」のだろう?
久しぶりに演劇していて、そんなことを考えた。

 本当は、自分がこの仕事を始めた時に
この演目を北九州のある劇団が演ったとき、見に行く手はずを整えて
ローソンチケットでチケットを買ってさあ、という時があった。
日程は金曜日に東京に出て、演劇2本見学して、土曜日
サッカー行って、その足でスターフライヤーの深夜便に乗って、
日曜日この演目を小倉で見学、という日程を組んでいたが、
いろいろな意味で力不足による心と身体の疲弊感でなにもできなくて、
たくさんのところに迷惑をかけてしまった、申し訳ない。

 自分がそういうことでうんうん言っていてた時と同じ時、
ごとーさんも思うところあって前所属のk2t3を出て、
一人でいろんなことをやりはじめ、なんだかんだと
こうして新しい場所を作って、そろそろと動き始めた。

 ものすごいシンプルな空間でもきちんと「資料室」という
空気がよく出ていて、空気感に即したムーブ・マイムが
できている、ごとーさん徹底的に鍛えているなぁ、と唸らされる。

 ここで繰り広げられるは「こっくりさん」という女の子だったら
中学生までやりがちなことを社会に出てもやってしまう裏に
恋愛だとか、仕事だとか、お金だとか、人間関係だとか、
日常生活の細かな悩みを等身大だけれど、熱量高く演っている。
どんなに偉くっても、どんなに能力があっても、悩みはある。
悩みは弱き者だけのものではない。
それぞれの悩みと過去を少しずつ話し始め、その話の中に
女の子のいろいろな本音が見え隠れしながら
お互いがお互いのいいところを見つけ始めて
新しい関係を作り始める。

 その中でいろいろな「秘密」が見えそうで見えない。
実は二股で隠れて海に行って事故で死んだのかもしれない、とか、
同性同士の「すき」という感覚、がスパイスで効いていることが、
なんて言うか、悩みと過去を少しずつ明らかにしていく行為となり、
ある意味「祈り」そのものになっていたのかもしれない。

 そんなことを物語が進むに連れて感じるようになり、
「私達はどうして祈るのか」ということをじわじわと考える。
・・・もしかしたら「重い思い」を誰かに、もしくは自分自身に
届ける行為として私たちは祈っているのかもしれない。
というか、祈らなければ、戦い続けることなんてできやしないのだ。

 こうして祈り続け、戦い続けたことでみんな新しい場所にたどり着いた。
その事実だけを感じて次に進んでいける見後感。
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