ナカフラ演劇展 Dプロ

「家族でお食事ゆめうつつ」


 恐ろしいテンポで「シラノド・ベルジュラック」と言うお話をやらかしたら
こんなに悲惨で凄惨過ぎる「恋の物語」になってしまうのか。
というか、この時代、社会が「失った」ことやものがあまりにも多すぎる。

 いや、まあ、どうやっても、どう転んでも人と言う生き物は
どこか足りないところがあって、その足りない者同士が
「浅い知恵」を発揮しあって「きらい」という「拒絶」を示すために
行動したら人の道として「残酷」なものに変化してしまった。

 「拒絶」したことで、「拒絶」された存在に赤っ恥かかせて
居場所なくして自殺に追い込むように仕向けるのはさすがにえげつない。

 ああ、これが「悲劇」の前に起こる「喜劇」なのか。
または目の前にある「大きな喜び」のあとに待ち受けている
「永遠に続く深い悲しみと苦しみ」というものなのか。
そんな重い、想いがいつの間にかふわっと浮かび上がるのが切ない。

 この切なさが次の演目と重なって、人、というか生き物は
生まれて、生きて、死ぬ、というサイクルを繰り返して、次に繋がる。
このことを年相応のスピード以上の速さで見せる「タイム・マジック」の
密度がものすごく濃くて、最後のクリスマスソング合唱の場面で安堵してしまった。

 この「演劇展」、貫かれているのは「人生」というメカニカルかつ
ロジカルな「哲学」だったのかもしれない。
「人」を見る、と言うか「人」を見せていることとあわせて
演劇のひとつひとつが「アート」にまで発展していた。
スポンサーサイト

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

itumo25254you

Author:itumo25254you
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR