ノコリジルモ 「トリツクシマ」

「美人という凶器」。


 最近、「右手のおともだち」で動画サイトを巡ることが多くなってきた。
エロの方向だったらそれなりに満足感はあるのだが、
接続したらウィルスの危険が、というメッセージがやって来て
内容いいのに見るのを踏みとどまるようになる時が多くなってきた。

 事実、そういうメッセージが出ていないときに接続したら
わけのわからん迷惑メールがこれでもか、と届きすぎてしまうし、
その内容があまりにも酷い。
このことをどこに相談したらいいのかわからなくなる。
警察なのか、それとも消費者相談センターなのか。

 そんな時はようつべで1990年台から2000年台頭までの
レースクイーンやら何やらの「綺麗なお姉さん」動画を見るようにはしている。
いや、もう破壊力抜群、その綺麗な体を薄皮一枚で見せつければ魅せつけるほど、
男の心はザクザクと傷ついて、その傷を「嫉妬」ということを初めて知った。
ほんと、「美人という凶器」はほんとうにあるのだな。

 がだ、あれから10年、20年経つわけだが、
このような美しさを見せつけた彼女たちは今、どこにいるのだろうか?
そんなことを開演前に考えているといつの間にか物語に迷い込んでいた。

 表演空間、これ、「個人所有」の「鍾乳洞」だよな?
ある程度危険ではない状況にある「天然の造形物」を「所有」して
その場所でパーティやら何やら「好き放題する」ことが「本当のセレブ」であり、
「本当の贅沢」なのだよ、みよしくん、と言いたくなる。
・・・あ、ゴミの始末だけはきちんとしなよ。

 というか、こういう「洒落にならない状況」をさらっと「美味しく」するのだから
最近のくまがい、なんかすごい、というか、えげつない。
で、くまがい自身が演者で入ると甘ったるくでどうしようもないお話を
代わりに小柳緑子という女の子の持つ「クール・ビューティ」できちんと見せている。
「美人という凶器」を今ここで、初めて見た。

 こういった洒落にならない状況にたまたま迷い込んだ
女の子が過ごした5日間のお話。
そういえば、みんな名前を呼ばないよな。
「からだ」でお互い話をしている、というのか、何なのか。
おまけに、みんな生きているのか、死んでいるのか、
はたまた、誰が死んでいて、誰が生きていて、ということが
結局薄ぼんやりとしかわからない。
そして、薄ぼんやりとしたまま鍾乳洞という迷路で過ごした
5日間が終わった、出ることが出来たのかどうか、
これまた薄ぼんやりとしかわからない。

 まあ、生きるということはなにかに「取り憑かれ」ることなのだろう。
ある人にとっては「見た目」に取り憑かれることであり、
またある人にとっては「結果」というもので、その「取り憑かれ」に
派生して「お金」やら「地位」やら、そういったものにもとりつかれている。
・・・「いきいそげ、とりつくしまはない」と言わんばかりに。

 そうして取り憑かれたら取り憑かれるほど、「世の中」という迷路に迷い込んで
一体何をどうしたら良いのか、正直訳がわからなくなって、しがみついた先が
「宗教」に取り憑く、取り憑かれる、という大変愉快なことに。
こういった愉快なことにイングランド文学の暗黒さと鍾乳洞の持つ湿り気
というものが混ざって何とも言えない空気感及び見後感。

 もしかしたら「昔の美女」は「業」というものを背負って、
取り憑かれて、「今」を生きているのかもしれない。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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