雨傘屋 「わが星」

人生という「人」の「営」み。

 日程を組んだのはあくまでも自分なのだが、それにしてもえげつない。
まず、雨傘屋が「わが星」をやる、ということを聞き、まずは日程を押さえる。
そこにガレキの太鼓が「のぞき見公演」というやつをやる、ということを聞き、
そこにハマるサッカーの日程は、と調べてみたらちょうどいい塩梅で
われらが愛媛対ヴェルディが味の素スタジアムである、
さらには愛媛のプロモーションで一平くんや三柑のぬいぐるみや
何やらが売っていて、それなら靴下か何かを「捕獲」して持っていけるし、で
大阪岸和田のサキトサンズ、その隙間に千林大宮でMAYと突っ込んでしまった。

 ひと通り終わって、というか、終わらせて東梅田駅前の
近鉄バス停留所に熊本行きの高速バスを待ち、乗って、
モンモンモンとしていたらもう熊本交通センター。
上のホテルで朝飯を食い、時間調整で熊本競輪場。
パソコンでスカウティングレポートを書きながら
函館記念の流れを追い、決勝の車券を買って外に出る。

 それにしても熊本市内、公衆浴場やスーパー銭湯のたぐいが少ない。
前の日の夜からお風呂入っていないよ。
一度引いたところにまた汗が吹いて嫌になる。

 そんな嫌な状況で場所に着き、色々座るポジションについて
打ち合わせをする格好に、さらには函館記念、なんぼか取れていたことを知る。
理想は遠征で行った演劇の入場料分をその時期にある記念やら特別競輪で
稼ぐことができたらなんぼかいいだろうし、実際には1つ分はできていることもある。

 で、チケットを取りに行って、雑談していたら(以下略。
正直、見た瞬間、チケットを突っ返してそのまま帰ってしまおうかと。
缶バッジまで返すつもりが見当たらず、そのまま中へどうぞと言われたので。
・・・打ち合わせをすることでいい塩梅になっていた。
あとは「他人様」という形で存在を遮断して集中できるように
開演までの時間を使い調整すればいいわけで。

 まあ、この演目の元カンパニーままごと版は一度北芸で見ていて、
密閉させた空間で「黒滔々たる夜」と「星のさざめき」を感じながら
さざめいている空気の反響と残響を巧みに活かしたのが
「テクノ・ハウスミュージック」、星の動きはすなわち人の動き、
出会って別れて、というものをコンテンポラリーダンスの要素でまとめて
セリフはラップ、クラブ、そしてチャント。
・・・まさしく、これは新しい演劇、というかアートだった。

 がだ、今回の雨傘屋版は、きちんと「演劇」をやっている。
密閉もしていない、どこからか生活の音や明かりが漏れている、
反響も残響もない、テクノもハウスも感じられない、
まさしく、これぞアナログという空間、とはこのことをいうのか。

 だからこそ人生という「人」の「営」みがままごと版より
強く、そのことばじゃ物足りない、恐ろしく濃厚に出ている。
恐ろしく濃厚に出ているからままごと版はなにか中心軸があって、
その中心軸とそれぞれが紐のようなもので繋がっている感じがあったけれど、
雨傘屋版は中心軸も曖昧だし、それぞれが繋がっている紐のようなものも
強く感じられない、けれども、それぞれが何かでつながり、というか
影響しあうことで一つの「天体」を作り上げていく様子ができている。

 こわばっていたものが、いつの間にかほぐれて、帰りの高速バスに乗る。
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