北九州芸術劇場×北九州市立美術館  切り裂かれたキャンバス ~「マネとマネ夫人像」をめぐって

 「知的好奇心」をそそられる、とはこのことか。

 北九州市立美術館分館の前は当たり前のようによく通る。
今回は、初めてその中に入る。
この前に、これまた初めて小倉競馬場の場外販売だけど、
指定席というものに入ってパソコンでなんだかんだして
メディアドームで宮杯の場外を買い足しして、来たものだから
汗が吹いて嫌になる、おまけに汗が引いた体に美術館は寒かろうと
初夏に使い捨てカイロをもらう、それほど美術館は寒すぎるのか。

 それにしてもシャツ、アンダーを新しいものに取り替えたほうが良かったかな。
こういうことを考えつつ、美術館と劇場のスタッフが
お互いに「混ざり合う」様を見つつ、待つ。

 「本編」としての「演劇」を60分、本編に関連した情報を美術館の
学芸員さんがわかりやすくレクチャーするのに15分、
本編の「ネタ」になった絵を見るのに15分、よく出来たパッケージだ。

 パッと見、無機質なアトリエに絵が数枚ある表演空間。
美術館という「制約」を逆手に取って、最低限の作りにしている。
このことが却って知性、というものをそそられ、揺さぶられてしまう。
このそそられ、揺さぶり具合、どこかで見たような。
・・・そうだ、細野不二彦の「ギャラリー・フェイク」という漫画だ。
この漫画、美術業界の生々しさをそのまま素直に見せているが、
今回の演目はそれよりもえらくソフトにまとめている感が。

 「愛」まで含まれるのが「印象派」という絵画なのだろう。

「三角関係」だとか、よこしまな感情を物語を見る中で持ってしまったが、
最後、実際絵を見て、目の開き具合が不思議に「幸せ」だった。
切り離された「女」はピアノらしきものを弾いている。
この幸せな音色に心も体も委ねている、誠に幸せな昼下がり。

 ここにはやましいことも何もなく、シンプルに「愛」というものがそこにあった。

 「プラムの絵」だとか、色々前ふりで伏線を仕掛けて、
そこに、それらしき絵を混ぜて、「もしかして、未発見の絵か?」と
思わせて、実は純粋に絵が好きだった人はたくさんいて、
そのことを懸命にやることはとても尊いことなのだ、というところにまで持ってきた。
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