ノコリジルモ 「プラネッタ/コスモシャウト」

これが「完成形」だったのか。

 彼女たちは演劇をして、人様に見せることで
ある意味、変化に変化を重ねてひとつところに収まらなくなってきた。
この演劇を通して感じて、学んできたことを携えて
別々、というかそれぞれの道を歩き始めたことが前作から見えてきた。

もし、そうだとしたら、「次の段階」に向かうための「発展的解散」とも取れる。
おまけに客演の活かし方が抜群なものだから、演劇を通して
「いい出会い」を重ね、いい感じで「おとなになった」なと。

 くまがいはどこぞのスタバで働いているようだし、
ふたばはふたばでどこぞの高校で先生している。
まあ、色々大変だがくまがいもふたばも演劇やめるな。

 「プラネッタ」

 そんなことはさておいて、「宇宙」のお話なのに、
表演空間はキャンプ場とはこれ如何に。
ものすごく森森森としているのですが、おまけに「宴の前」なのか
「宴の後」なのか、さらには街音としての「天理教の御詠歌」と
客入れ音としてのスピリチュアル系な音が混ざり合ってなんとも言えない。

 ここに「乙女心」という「悪意」と和洋取り混ぜたホラー、
さらには、謎の存在が見方によっては「お馬鹿」に見える感じで登場。
「宇宙人」との初めての遭遇、というものは案外こういうものかもしれない。

 わたしたち人間は地球を食い尽くさないように
バランスよく食べる「雑食」という術、「断食」という術を見つけて実行した。
そして、「病」という防衛手段を装備している。
宇宙人はそういう概念がないらしく、かたっぱしから自分の性質にあった
食物を食べつくし、次から次へと星を渡り歩く。
争いは好まないけれど、欲望に歯止めをかけられないがゆえに
自分の居場所を自分で壊してしまう。

 そういうことがなんか厭だ、と感じた存在が地球人に種をつけて
子供を産んで、育てた、その女の子・・・なんかかぐや姫テイストだな。
現代のかぐや姫はベジタリアンなのか、面白い。

「コスモシャウト」

 マジで怖い。
「秘密は秘密ではない」と謎をかけられると何故かたまらない。
秘密にしたければ、押し黙って、なにもしないほうが賢明かもしれない。
歩くなり、働くなりをしていれば、その「動くからだ」が言葉を発し、
これまた秘密が秘密でなくなる。

 もしかしたら「秘密」というものは「静寂」そのものなのかもしれない。
「静寂」とは、私の心にしかない音を聞く、ということからしても。

秘密をめぐる謎解きが恋の謎解き、そして愛の謎解き、
さらには「天地創造」の謎解きにまで変化する、それも何気なく。
まさしく、恐ろしく哲学的で、高度な禅問答とはこのことか。

 ただしいも、わるいも、うそもほんともなんにもないのだ。
そんなものぜんぶまぜて、「なんでもあり」にしてしまえ。

こういう一捻りあるものをさらっとシンプルに見せていることが正直すごい。
スポンサーサイト
プロフィール

itumo25254you

Author:itumo25254you
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR