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南無サンダー 「闇鍋ダイブ」

地獄の沙汰もなんとやら。

 やっと見に行けた。
第一遭遇はマニ先が扇貝である、と思い込んで行ってみたら何だこりゃと。
扇貝の入口近くで調べてみたらマニ先はかんとうかんである、博多埠頭から
しこしこと唐人町まで歩いて、時間までに間に合ったからよかったものの。

 それからしばらくしてきららのミキティが「ここ、恐ろしくいい」やら
T親分が「すげぇ」なんていうからあの時マニ先キャンセルしてでも
行ったほうが良かったかな、と思うことしばし。

 で、今回どこからか「公演あるよ」とネタが回ってきた。
こういうもろもろの経緯があったので、ネタ元に対してパスを出すも
「何が何やら」という返ししか来ず、「まあ、このカンパニーとは縁がない」と
流れに任せていたら、あら驚き、信じられないところからパスが来た。
・・・是非に、と言われたら行くしかないだろ、と気がつけば手配している。

 表演空間、ものすごく安上がりにできているけれど、恐ろしく手が込んでいる。
そして、花札で最初の結界を作っているのを見て絵柄の月について考える。

 そんなことを考えているといつの間にか物語に飲み込まれる。
・・・「本水」使われたらまじでヤバイ。

 あとは「仁義無き戦い」と「極道の妻たち」、「北斗の拳」、「聖闘士星矢」、
それぞれのお話を徹底的に混ぜあわせてなんともいえない熱量を持った
ストーリーラインに、「フカヒレ」を取るためにサメを生け捕りして、
ヒレ「だけ切り取って」生きたまま海に返す、というお話から、
お盆まで全く雨がふらず、大変猛暑だったところから広げて
地球上のほぼすべての水がなくなった、
さあどうする、という「近頃色んな所で狂っている」世相を
きちんとスパイスとして効かせている。
うん、「めんたいロック」を「演劇」の文脈でやるとこうなるのか。

 「博多水族館」はあれ、「海がない」=「海が干上がった」ということで
「京都水族館」を連想させる、とスカウティングレポートを
書いている途中にふと思い出す。

 どういうふうに「人生」を「選ぶか」、なんだよな。
「自ら考える」なんてことを世の中は言ってるけれど、
それってどうなんやろか?
「本当に」自分で「考えたら」色々不都合があって排除するくせに。
都合のいい「自ら考える」なんてことはなんだかな。

 なんていうか、自ら考えて「人生を選ぶ」とこんなに一本筋が通っているんだ。
かっこわるく見えるが、実はそれが一番かっこいいのだ。
筋が通っているからどんなに本水を客席にかぶっても許せる。
きちんと開演前ケアしているし。
むしろ山笠の「勢い水」のような感じで「もっと景気よくやれ」と
ビニール持って、踏みながら思う。

 そう思いながらも「やっぱり、無念を背負って生き続けるのだな」とか、
「世の中がひっくり返ってもわたしはわたしを生き続けなければいけない」とか、
自分の中で思っていたことを再び反芻している。

 どう変化して、どう生きたいのか、「新しい自分」をどうなじませるか。
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